「ペット可」賃貸物件の注意ポイントを解説

2023年10月15日

皆さんが大好きなペットとともに安全に暮らすためには、住まい探しの最初のステップが重要となります。とりわけ、「ペット相談可」の賃貸物件を探すことが一つの解決策となるでしょう。ただし、細かい条件を忘れずにチェックすることが、スムーズで快適なペットとの生活をスタートさせるためには欠かせません。

トラブルを防ぐために、細部まで確認することが重要

「ペット可」と書かれている賃貸物件でも、「犬は〇匹まで、大型犬は除く」、「猫は不可」、「室内犬に限る」等、各物件に独特の条件が設けられている場合があります。このような条件は、現在ペットを飼っている方だけでなく、これからペットを飼いたいと考えている方々にとっても、契約前にきちんと理解し、確認する必要があります。

また、主に犬や猫だけでなく、鳥や爬虫類、その他の小動物を飼育する方々にとっても、各物件の条件を最初からしっかりと確認することが重要です。例えば、「犬や猫は飼育不可だったけど、ウサギについては特に制限がないから大丈夫だろう」というような不確かな解釈やあいまいな記憶に頼らず、契約内容を正確に把握することが求められます。

ペットとの共生をスムーズにするために必要な認識

マンションを借りる際、契約前には宅地建物取引主任者からペット禁止やその他の禁止事項等について説明が行われます。万が一、「特定の動物の飼育を禁じる」など、特定の動物が明示されていない場合でも、「ウサギはどうですか？」「小鳥なら大丈夫ですか？」といった具体的な動物についても事前に確認することが重要です。

さらに、ペットを飼うという選択は、賃貸物件の破損や汚れなど、退去時に問題となる可能性があるため、それに対する理解と準備が必要です。特に猫は、高いところに上がる性質や爪で壁や床を傷つける可能性があるため、注意が必要です。

「ペット相談可」の物件とは？

「ペット可」と明記されている物件もあれば、「ペット相談可」と表記されている物件もあります。「ペット相談可」の物件は、現在飼っているペットの種類やこれから飼いたいペットの種類をオーナーに伝え、飼育の可否を決定してもらうものです。この「相談」は、「可」でも「不可」でもあり得るため、より詳細な確認が必要です。