はじめまして、後楽不動産の人事担当・日外です。

皆さま、こんにちは。
このたびご縁をいただき、後楽不動産にて人事担当として着任いたしました、日外(あぐい)と申します。

これからの取り組みや想いについて、少しだけ自己紹介も交えてお話させていただきます。

目次

自己紹介・これまでの経歴

これまで私は、広告・通信・金融といった異業種の分野で、マーケティングと人事の両領域に携わってまいりました。

具体的には、

  • 企業のリブランディング広告の制作
  • マッチングサービスにおけるプロモーション・広報活動
  • ユーザー行動や広告効果に関するデータ分析
  • 中途採用を中心とした人事業務の企画・運用

といった業務に従事し、常に「人と企業のつながりをどう育てるか?」という視点を大切にしてきました。

マーケティングで培った“伝える力”と、採用・育成の現場で感じた“人の可能性を引き出す力”。この2つの強みを活かしながら、これからは「人事」という立場から組織全体の価値向上に貢献していきたいと考えています。

現代の若者が抱える、“見えにくい不安”と向き合う

これまで多くの若手社員や求職者と接する中で感じてきたのは、
「誰かに認められたい。でも、どうすればその思いが満たされるのか分からない」
そんな承認欲求との葛藤です。

SNSの普及により、“見られること”や“反応をもらうこと”は日常的になりました。けれども、リアルな職場での承認や対話の中で得られる安心感は、むしろ得にくくなっているのかもしれません。

また、周囲との関係は一見良好でも、「本音の相談ができる相手がいない」と感じている若者も少なくありません。

実際、ライボ社が2024年に実施した調査では、「職場に深い悩みを相談できる人がいない」と答えた若手社員が68%にのぼっています。

この結果からも分かるように、いまの若者たちが本当に求めているのは“表面的なつながり”ではなく、「安心して頼れる存在がいること」や「否定されずに受け止めてもらえる空気」なのではないでしょうか。

働く環境に求められるのは「制度」よりも「空気感」

かつては、働きやすさと言えば「制度」や「福利厚生」が中心でした。でも今、働く人たちが本当に求めているのは、もっと“目に見えないもの”かもしれません。

それは、「どんな制度があるか」ではなく、「どんな空気の中で働けるか」ということ。

リクルートワークス研究所が2024年に行った調査では、働きやすい職場の条件として最も多く挙げられたのが、「ミスや意見を言っても否定されない雰囲気」でした。

失敗しても大丈夫と言ってくれる人がいること。
意見を出したときに、まずは受け止めてもらえること。
そんな日常のやりとりの中で、人は安心し、少しずつ心を開いていきます。

つまり、立派な評価制度や研修制度よりも、何気ない対話の積み重ねや、心理的に守られているという実感こそが、働く人のモチベーションやパフォーマンスを支えているのです。

“人が人らしく働ける環境”を一緒につくっていきたい

私はこれまで、異なる業界や立場で多様な経験を重ねながら、常に「人と組織をどうつなげるか」を軸に歩んできました。その中で強く感じるようになったのが、“誰もが安心して、自分らしく働ける場所”の大切さです。

制度や仕組みだけでは、人は本当の意味で力を発揮できません。

信頼できる誰かがいること。
本音を出しても大丈夫だと思える空気があること。
そうした“目には見えない安心”が、職場には何よりも必要だと感じています。

これから後楽不動産で、多くの皆さんと対話を重ねながら、「人が育ち、企業も共に成長する環境」を、一緒につくっていけたら嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人

 人事 日外

人事担当として、採用戦略の企画・運用から、社内コミュニケーション活性化、ブランディング支援まで幅広く対応。広告・通信・金融業界で培った“伝える力”と“人の可能性を引き出す力”を活かして、組織づくりと人材育成をサポート。

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