【初心者必見】はじめての不動産購入の流れと注意点を徹底解説

不動産購入は、人生の中でも特に大きな買い物のひとつです。
「どんな流れで進むのか」「何に気をつければいいのか」──特に初めての方にとっては、不安や疑問がつきものです。
しかし、購入の流れや注意点を事前に理解しておけば、慌てることなくスムーズに手続きを進められます。
この記事では、不動産購入の基本ステップと失敗を防ぐための注意点を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
不動産購入の前に知っておくべき基礎知識
不動産購入を検討する際に、まず押さえておきたいのが 売主物件と仲介物件の違いです。どちらを選ぶかによって、かかる費用や得られるサポート、購入手続きの進めやすさが大きく変わってきます。
はじめての購入では、この違いを理解しておくだけで「安心して進められるか」「思わぬ出費が発生するか」が左右されることもあります。
それでは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
売主物件の特徴・メリット・注意点
売主物件とは、不動産会社が自ら売主となって販売している物件です。
買主は仲介業者を介さず、売主である不動産会社と直接取引を行います。
- 特徴
仲介会社を通さず、売主と直接やり取りできる。 - メリット
- 仲介手数料が不要(購入費用を抑えられる)
- やり取りがスピーディー
- リフォームや保証サービスが付く場合がある
- 注意点
- 物件数が限られるため、希望条件に合うものを見つけにくいことがある
- 資金計画や契約内容を自分で把握する必要がある
- 中立的な立場でのアドバイスが受けにくい
仲介物件の特徴・メリット・注意点
仲介物件とは、売主と買主の間に不動産会社(仲介業者)が入り、取引をサポートする形です。
初めての不動産購入では、こちらを選ぶケースが多く見られます。
- 特徴
仲介会社が、物件紹介から契約、価格交渉、住宅ローンの手続きまで幅広くサポートしてくれる。 - メリット
- 契約や手続きが安心(専門知識を持つ担当者がサポート)
- 売主との価格交渉を任せられる
- 多くの物件情報をまとめて紹介してもらえる
- 注意点
- 仲介会社に 仲介手数料(上限:物件価格の3%+6万円+消費税) を支払う必要がある
- 仲介会社によってサポートの質に差がある
- 手数料やサービス内容は事前に確認することが大切
ポイント
- 売主物件=費用を抑えられるが、自己対応力が必要
- 仲介物件=費用はかかるが、安心・充実のサポート付き
この違いを理解しておくと、不動産購入をどのスタイルで進めるのか、自分に合った判断がしやすくなります。
不動産購入の流れ【8ステップ】
不動産購入は大きな金額が動くライフイベントです。流れを正しく理解しておくことで、スムーズに手続きを進められるだけでなく、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。
ここでは、初めての方でも安心して進められるように、購入の流れを8つのステップに分けて解説します。
① 希望条件を明確にする
まずは、自分や家族にとって理想の住まいの条件を整理しましょう。
希望条件を具体的にしておくことで、後の物件選びや資金計画がスムーズになります。
チェックしておきたい条件例
- 予算(無理のない範囲で設定)
- 間取り・広さ
- 希望エリア・学区
- 駅からの距離や通勤時間
- 周辺の生活環境(スーパー、病院、公園など)
- 将来のライフプラン(家族構成の変化など)
② 物件を選ぶ
条件が決まったら、いよいよ物件探しです。インターネットや不動産会社を通じて候補を集め、必ず現地を確認しましょう。写真や資料だけでは分からない情報が多いため、実際に足を運ぶことが大切です。
現地確認のチェックリスト
- 建物外観や共用部の状態
- 室内の設備(キッチン、浴室、給湯器など)の劣化具合
- 採光や風通し、間取りの使いやすさ
- 駐車場・駐輪場の有無と状態
- 窓からの景観や騒音の有無
- 周辺道路の交通量や夜間の雰囲気
③ 資金計画を立てる
物件が決まる前に必ず資金計画を立てましょう。物件価格だけでなく、購入にはさまざまな諸費用がかかります。
主な費用項目
- 頭金(自己資金)
- 住宅ローンの借入額と金利
- 印紙税・登録免許税
- 仲介手数料
- 不動産取得税
- 火災保険料・地震保険料
- 固定資産税・都市計画税
- 修繕積立金や管理費(マンションの場合)
- リフォーム・家具・引っ越し費用
「購入価格+諸費用」でトータルの資金計画を立てるのがポイントです。
④ 住宅ローンの事前審査申込み
住宅ローンを利用する場合、購入前に「事前審査」を受けます。
借入可能額や返済能力を金融機関に確認してもらうための重要なステップです。
必要書類の例
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 収入証明書(源泉徴収票や確定申告書)
- 勤務先情報
通常2〜3営業日で結果が出ます。希望条件に合う融資が可能かを事前に把握しておきましょう。
⑤ 購入を申込み
購入したい物件が見つかったら、「購入申込書」を提出します。これにより、売主と条件交渉を始めることができます。
注意点
- 手付金(購入価格の5〜10%程度)を支払うケースが多い
- 契約条件(価格や引き渡し日など)はここで調整する
⑥ 重要事項説明を受ける
売買契約に進む前に、宅地建物取引士から「重要事項説明」を受けます。
物件の権利関係や制限事項、契約内容などが説明される重要な場面です。
- 分からない専門用語は遠慮なく質問する
- 曖昧な点は必ず確認してから署名・捺印する
ここで納得できれば、正式に売買契約を結びます。
⑦ 住宅ローン契約
売買契約を終えたら、金融機関と住宅ローンの正式契約を結びます。
本審査には2〜3週間かかる場合があり、書類提出に時間がかかることもあるため、余裕を持った準備が必要です。
⑧ 物件の引き渡し
最後に、残代金を支払い、物件の引き渡しを受けます。
司法書士による所有権移転登記・保存登記もこのタイミングで行われ、正式に物件が自分のものとなります。
引渡し前にもう一度物件の状態を確認し、契約内容通りであることをチェックしておくと安心です。
不動産購入でよくある失敗と注意点
不動産購入は人生で最も大きな買い物のひとつ。流れを理解していても、ちょっとした見落としが大きな後悔につながることがあります。ここでは、実際によくある失敗例を具体的に紹介しながら、注意点を解説します。
資金計画を甘く見て後悔するケース
例えば3,000万円の物件を購入した方が、「物件価格だけで大丈夫」と考えた結果、契約時に想定外の費用が次々に発生したケースがあります。
- 諸費用:物件価格の7〜10%(例:3,000万円なら約200〜300万円)
- 固定資産税や都市計画税:年10〜20万円程度
- 火災保険料・地震保険料:10〜20万円
- 引っ越し代や家具購入費:50〜100万円
結果的に「頭金+諸費用」で手持ち資金がほぼなくなり、ローン返済と生活費の両立が苦しくなってしまうのです。
注意点
- 物件価格の1割程度を諸費用として上乗せして予算を組む
- ローンは「毎月の返済額が手取り収入の25%以内」を目安にする
- 将来の教育費や転職リスクもシミュレーションする
複数物件を比較せずに即決してしまうケース
「この物件は人気だから早く申し込まないと売れてしまう」と不動産会社に言われ、十分に比較せずに即決してしまう例も多くあります。
実際に即決した方が、後日同じエリアで 築浅で駅近、価格も同程度の物件 が出て後悔した、という声も少なくありません。
注意点
- 少なくとも3〜5件以上は現地見学して比較する
チェックリストを作成して、条件を点数化して比較する- 立地(駅徒歩○分以内、スーパーまでの距離)
- 建物の状態(築年数、リフォーム履歴)
- 管理状況(清掃や共用部分の管理体制)
- 物件に「一目惚れ」しても、冷静に比較する時間を確保する
契約内容をよく理解せずに進めてしまうケース
重要事項説明や契約書は専門用語が多く、つい流れで署名してしまう人もいます。
例えば、手付金(購入価格の5〜10%)を支払った後に「キャンセル時に全額没収される」ことを理解していなかったケースや、「修繕積立金が想定より高額で将来の負担が大きくなる」ことに気づかず契約してしまうことがあります。
注意点
- 契約前に必ず 「キャンセル時の扱い」「管理費・修繕積立金の額」 を確認する
- 分からない用語は必ず宅地建物取引士に質問する
- 書面はコピーをもらい、家に持ち帰って確認するのも有効
不動産購入を成功させるポイント
不動産購入で失敗を避けるためには、「どの物件を選ぶか」だけでなく「誰と進めるか」「どんな視点で条件を考えるか」が大切です。ここでは、成功のために押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
信頼できる不動産会社を選ぶこと
不動産会社は、物件探しから契約、ローン手続きまで伴走してくれる大切なパートナーです。担当者の力量によって、購入の満足度は大きく変わります。
チェックポイント
- 担当者がこちらの話をよく聞き、希望条件を整理してくれるか
- メリットだけでなく、デメリットやリスクもきちんと説明してくれるか
- 契約を急かすのではなく、比較検討の時間を与えてくれるか
- 過去の取引実績や地域の情報量が豊富か
将来のライフスタイルを見据えた条件設定
「今の暮らし」に合わせて物件を選ぶだけでは、数年後に後悔する可能性があります。家族構成や働き方の変化を想定し、将来を見越した条件設定をすることが重要です。
具体例
- 今は二人暮らし → 将来子どもが生まれる可能性があるなら、3LDK以上を検討
- テレワークが増えている → 書斎やワークスペースが確保できる間取りを選ぶ
- 車中心の生活 → 駐車場が確保されているか、複数台分のスペースがあるか確認
- 老後の暮らし → 駅からの距離やバリアフリー対応も考慮
リフォーム・リノベーションの選択肢を持つ
新築や築浅物件にこだわると、選択肢や予算が限られることがあります。中古物件を購入してリフォーム・リノベーションを組み合わせれば、理想の住まいを実現しやすくなります。
メリット
- 新築より価格を抑えつつ、自分好みの空間にできる
- 立地重視で中古物件を選び、室内をリノベーションするという柔軟な選択が可能
- 築年数が古くても、フルリノベーションで新築同様に生まれ変わる
注意点
- リフォーム費用を資金計画に含める(目安:300〜800万円程度)
- 構造や管理規約によってできる工事に制限がある場合がある
- リフォーム経験が豊富な不動産会社に相談することが重要
岡山で不動産購入するなら「as rebra(アズリブラ)」へ
不動産購入を成功させるには、信頼できるパートナーの存在が欠かせません。
岡山エリアで中古物件の購入やリノベーションを検討されている方には、後楽不動産の住宅ブランド「as rebra」がおすすめです。
as rebraの強み
- 地域ナンバーワンの情報力
岡山・倉敷エリアに特化し、豊富な物件情報と地域ネットワークを活用。地元に根ざした情報提供が可能です。 - 中古物件+リノベーションのワンストップサービス
物件探しから資金計画、リノベーション設計・施工までを一括サポート。別々に依頼する手間がなく、スムーズに理想の住まいが実現します。 - 3Dモデリングによる完成イメージの可視化
リノベ後の間取りやデザインを事前に確認できるため、「完成してから思っていたのと違う」という失敗を防げます。 - SDGsへの貢献
既存の住宅を活かしたリノベーションは、廃材の削減や環境への配慮にもつながります。
まとめ
はじめての不動産購入は、不安や分からないことが多いものです。
だからこそ「資金計画をしっかり立てる」「複数物件を比較する」「契約内容を理解する」といった基本を押さえると同時に、信頼できる不動産会社と一緒に進めることが成功の鍵となります。
理想の暮らしを実現するために、物件探しからリノベーションまで全力でサポートいたします。