意外と知らない平屋の魅力と売却のコツ

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不動産市場で平屋は、決して人気の物件ではありません。1階建てなので部屋の数が少ない、水害に弱いなどさまざまなデメリットがあります。

しかし「売れないのは仕方ないのかも…」と解体して更地にするのは、まだ早いかもしれません。実は近年、平屋のニーズが増えてきているのです。今回は、平屋を売却するうえで知っておきたいポイントについて解説します。

目次

平屋が不人気な理由

平屋が不人気な理由

平屋とは、1階建ての住宅のことで、ひとつの階に水回りや居室を平面的に配置しているのが特徴です。ここでは、平屋の売却が難しいとされる理由をみていきましょう。

平屋とは、1階建ての住宅のことで、ひとつの階に水回りや居室を平面的に配置しているのが特徴です。ここでは、平屋の売却が難しいとされる理由を詳しく見ていきましょう。

部屋数が少ない

平屋が好まれない理由の一つに、2階建ての住まいと比べて部屋数が少ない点が挙げられます。ひとり暮らしや夫婦ふたりだけで暮らすにはちょうどよい広さですが、子どもが生まれたり、二世帯住宅を予定していたりすると、スペースが不足してしまうことがあります。

家族一人ひとりのプライベート空間を確保するのが難しく、生活するうえで息苦しさを感じる場合もあります。特に、成長期の子どもがいる家庭では、勉強部屋や遊び部屋などの用途で追加の部屋が必要になることが多いため、部屋数の少なさは平屋の大きなデメリットといえます。

周辺の影響を受けやすい

平屋はその高さが低いため、周囲に2階建てや3階建ての住宅が立ち並んでいる場合、日当たりや風通しが悪くなる可能性があります。また、隣家からの視線や通行人の気配を感じやすく、プライバシーの確保が難しいという問題もあります。これらの環境的な制約は、居住者の快適性に直接影響を与え、住み心地に不満を抱かせる要因となり得ます。

水害に弱い

平屋が特に水害に弱い点も、人気が低い理由の一つです。台風や大雨が発生した際に、2階建てや3階建ての住居であれば上の階に避難できますが、平屋の場合は避難先がなく、居住スペース全体が浸水被害を受けるリスクが高まります。水害リスクの高いエリアでは、平屋の購入を敬遠されることが多いのです。

防犯性が低い

防犯性が低いのも平屋の欠点です。1階しかない建物なので、窓やドアからの侵入が容易で、盗難や侵入のリスクが高まります。特に、周囲に目立つ防犯対策をしていない平屋は、空き巣に狙われやすい傾向があります。防犯カメラやセキュリティシステムの導入が必要になりますが、これも追加のコストがかかるため、購入をためらう要因となります。

平屋にはニーズがある!?

平屋にはニーズがある!?

平屋は2階建てや3階建ての家と比べると居住スペースが少ないことから、売却が難しいと思われる方も多いですが、決してそのようなことはありません。近年、ミニマリストの増加や少子高齢化の進行にともない、平屋の需要が高まりつつあります。さまざまな理由から売却しにくいと思われがちな平屋ですが、一定の層から人気を集めているのも事実です。

家族とコミュニケーションを取りやすい

平屋は、ひとつの階にすべての部屋が収まっている構造のため、家族とコミュニケーションを取りやすいという特徴があります。そのため、小さな子どもがいる家庭や介護が必要な高齢者と同居する家族から好まれる傾向にあります。家族の動きが把握しやすく、日常的な接触が増えるため、絆を深めやすい環境です。また、親子や兄弟姉妹間でのコミュニケーションが活発になり、家庭内での安心感や一体感を醸成することができます。

老後生活に適している

階段を使わない平屋は、老後生活を送る住居として最適です。階段を踏み外したり、段差につまずいたりして大きなケガにつながる心配がありません。また、バリアフリーにリフォームしやすく、車いすを利用されている方からも人気があります。高齢者にとって安全で快適な生活環境を提供する平屋は、シニア層からの支持を集めています。

家事の負担を軽減できる

家事の負担を軽減できる点も、平屋ならではのメリットです。2階建ての住宅では、1階で洗濯機を回し、2階のベランダで洗濯物を干し、乾いたら1階に運び畳むという動線が一般的ですが、平屋ではすべてが同じ階にあるため、移動距離が少なくて済みます。これにより、家事の効率が向上し、体力的な負担も軽減されます。特に、共働き世帯や子育て中の家庭にとって、この利便性は大きな魅力です。

地震や火災の発生時にすぐ対応できる

地震や火災が発生したとき、平屋であればすぐに屋外へ逃げられます。有事の際も、すぐ対応できるのは平屋のメリットです。2階建ての住宅では、1階部分から出火した場合、なかなか火災に気づかない恐れがありますが、平屋ならばその心配はありません。すべてが1階に集約されているため、避難経路が単純で迅速な避難が可能です。この点は、防災意識の高い家庭にとって非常に重要なポイントとなります。

早く売りたい!それなら解体や買取も検討を

早く売りたい!それなら解体や買取も検討を

平屋を早く売却したい場合、以下の2つの方法があります。

  1. 平屋を解体して更地にする
  2. 平屋を不動産買取で手放す

平屋を解体して更地にする

築年数が古く、劣化や汚れが目立つ平屋は、建物を解体して更地にするのもひとつの方法です。更地にすることで、さまざまな用途に活用できるため、購入希望者が早く現れる可能性が高まります。更地にすることで、新たな建物を建築する自由度が高まり、購入者の選択肢が広がります。特に、土地の立地が良い場合や、周囲の環境が魅力的である場合、更地にすることで市場価値が向上することがあります。

解体のメリット
  • 売却しやすくなる: 更地にすることで、購入者が自由に土地を活用できるため、需要が高まります。
  • 土地活用の自由度が高まる: 購入者が新築住宅、アパート、駐車場など、さまざまな用途に利用できるようになります。
解体のデメリット
  • 解体費用がかかる: 解体作業には費用が発生し、その負担を売主が負う必要があります。
  • 再建築不可になる可能性: 市街化調整区域など、特定の条件下では再建築ができなくなるリスクがあります。

平屋を不動産買取で手放す

不動産を手放す方法には、仲介と買取の2種類があります。不動産買取は、買主を探す必要がないため、仲介に比べて手放すまでの時間と手間がかからないのが特徴です。不動産会社が直接買い取るため、迅速な現金化が可能であり、スムーズに売却手続きを進められます。

不動産買取のメリットデメリット

買取のメリット
  • 早急に現金化できる: 買取ならば、仲介に比べて短期間で現金化できるため、急いで資金を手に入れたい場合に最適です。
  • 周囲に知られずに不動産を手放せる: 広告活動を行わないため、近隣や知人に知られることなく売却できます。
  • 仲介手数料がかからない: 買取では、仲介手数料が不要となり、売却費用を抑えられます。
買取のデメリット
  • 相場よりも売却価格が安くなる: 不動産会社はリフォームや再販を前提として買い取るため、市場価格よりも低い価格提示が一般的です。
  • 家の状態次第では損する場合もある: 家の状態が悪いと、買取価格がさらに低くなる可能性があります。

買取を検討する際のポイント

買取を希望する場合、最初から「買取希望」と伝えるのは避けたほうが良いです。場合によっては、仲介でも速やかに売れることがあります。まずは売却の理由や条件を不動産会社に伝え、提案を待つのが良いでしょう。

また、買取実績が豊富な会社に依頼することも重要です。実績のない会社に依頼すると、適正な価格が提示されない可能性があります。信頼できる不動産会社と連携することで、満足のいく売却が実現できます。

結論

平屋は売れにくい側面がある一方で、必要としている人も少なくありません。平屋を求めている人へきちんとアプローチできれば、希望している価格で売却できる可能性は十分にあります。

平屋をできるだけ高く、早く売却するには、不動産会社選びが重要です。いろいろな不動産会社に相談して、信頼できる会社と契約をしましょう。

売買事業部岩富係長

この記事を監修した人

後楽不動産 売買事業部 岩富

長年の不動産売買経験と宅建士、賃貸不動産経営管理士の資格を持つ。豊富な知識と実績で、不動産売買に関するサポートを行う。

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