【全国賃貸住宅新聞】創業15周年の社員総会〜障がい者向け物件づくり予定〜

創業15周年の社員総会
障がい者向け物件づくり予定

岡山市を商圏に不動産事業を行う後楽不動産（岡山市）は創業15周年を記念した社員総会を開催した。

同社は、毎年8月に社員総会を行っている。今回は創業15周年を記念し、特別講演や15年の振り返りとして、新卒で入社した社員が10年以上在籍している社員へインタビューした動画を公開。例年より充実した内容の総会となった。

今回のスローガンとして「結果にこだわり、結果にコミットする」を発表。売上にこだわり不動産業界において、企業理念である「それ以上の『ありがとう』を頂けるように。」にのっとり、顧客への提案やヒアリングを強化することを打ち出した。顧客が望むこと以上の提案を行えたか、提案の結果にこだわった先が売上アップといった成果につながるという考えから、今回のスローガンが決まったという。

特別講演では、盲目のこどもの手術を費用面でサポートする認定NPO法人ヒカリカナタ基金（同）の竹内昌彦理事長が登壇。後楽不動産では設立当初から、竹内理事長を通して、障がい者の部屋探しを行ってきた。今回の公演で改めて社員に対し、障がい者に対する向き合い方や考え方について説明を行った。

松本裕児社長は「今後は当社で障がい者向けの物件を造りたい。そのほか、供給が少ないペット共生型賃貸などコンセプトに特化した物件づくりをしていく」と語った。

同社は2009年9月に設立。賃貸管理・仲介事業のほか、売買仲介事業や、建築・リフォーム事業を行う。管理個数は約2000戸。