不動産一括査定サービスのメリットを活かして不動産売却をスムーズに進めよう

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不動産売却には、適正価格を把握することが大切です。しかし、適正価格を把握するためには、専門知識が必要であり、手間や時間がかかることも事実です。そこで、最近注目されているのが「不動産一括査定サービス」です。今回の記事では、不動産一括査定サービスのメリット・デメリットをまとめ、適正価格を把握するためのポイントをご紹介します。

目次

不動産一括査定の基礎知識

不動産一括査定の基礎知識

まずは不動産一括査定についての基礎知識から解説します。

一括査定とは


不動産一括査定は、不動産を売却する際に適正価格を把握するために利用されるサービスです。

自分が所有する不動産の価値を正確に知ることは、売却において非常に重要ですが、一つ一つの不動産会社に査定を依頼するのは手間がかかります。そこで、不動産一括査定サービスを利用することで、簡単に複数の不動産会社から査定額を受け取ることができます。

一括査定の流れ

不動産一括査定の流れは以下の通りです。

STEP
不動産一括査定サイトへのアクセス

まず、不動産一括査定サイトにアクセスします。

STEP
不動産情報の入力・送信

サイト上で、不動産情報を入力します。一般的には、物件の所在地、種別、面積、築年数、間取り、設備などが必要な情報です。不動産情報を入力したら、査定依頼の送信ボタンをクリックします。これにより、複数の不動産会社に一括で査定依頼が送信されます。

STEP
査定額の受け取り

不動産会社から査定額が届きます。通常は、メールや電話での連絡があります。一般的に、数日から1週間ほどで査定額が届きます。

STEP
希望する不動産会社への連絡

査定額を受け取ったら、希望する不動産会社に連絡をし、詳細な査定を依頼することができます。また、査定額に納得できない場合は、他の不動産会社に査定を依頼することもできます。

不動産の査定方法

不動産の売却査定方法には机上査定と訪問査定の2種類があります。

机上査定

机上査定は、入力情報や取引事例など過去のデータを基に金額を算出する方法です。一括査定サイトを利用する方法のほかに、不動産会社へ直接依頼する方法もあります。実際に物件には訪れず、会社ごとに設けたチェック項目にて入力情報を調査します。査定価格がわかるまでの所要時間は1〜3日と、比較的時間がかからないメリットがある一方、審査基準が一律なので精度の高い価格の算出には向いていません。

不動産一括査定は、机上査定に含まれます。

訪問査定

訪問査定は、不動産会社の担当者が現地を訪れ、実際の物件を細かく調査して詳細な査定価格を出す方法です。チェック項目が多いため価格の算出には1週間ほどかかりますが、依頼物件の市場における価値を売却期間や希望売却額など、所有者の売却条件も含めて割り出してくれます。一括査定サイトで机上査定を受けたあと、希望価格に近い査定額を提示した不動産会社に訪問査定を依頼するという流れがおすすめです。

不動産一括査定のメリット

不動産一括査定のメリット

不動産一括査定のメリットとして、以下の3点を解説します。

 査定依頼の手間を大幅に削減できる

複数の不動産会社に査定を依頼するのは、手間がかかります。しかし、不動産一括査定を利用することで、一度の入力で複数の査定額を受け取ることができ、手間を大幅に削減できます。

売却を得意とする不動産会社に査定依頼できる

不動産一括査定サイトには、多数の不動産会社が登録しています。その中から、売却を得意とする不動産会社に査定依頼することができます。

同じ条件で依頼した査定結果を確認できる

複数の不動産会社から査定額を受け取ることで、同じ条件で査定を受けた結果を比較することができます。これによって、適正価格を判断する上での参考になります。

不動産一括査定のデメリット

不動産一括査定のデメリット

不動産一括査定のデメリットとして、以下の3点を解説します。

適正価格の判断が難しい

複数の不動産会社から査定額を受け取った場合、その差異によっては、適正価格の判断が難しくなります。

営業電話に対応しきれない可能性がある

不動産一括査定サイトに登録すると、登録情報を元に不動産会社からの営業電話がかかってくることがあります。この場合、対応しきれない可能性があるため、注意が必要です。

依頼先は提携している不動産会社に限られる

不動産一括査定サイトに登録している不動産会社が査定を行うため、提携している不動産会社に限られます。そのため、利用者が希望する不動産会社に査定を依頼できない場合があることに注意が必要です。

一括査定で不動産会社を選ぶコツ

一括査定で不動産会社を選ぶコツ

不動産を売却する際に一括査定を利用する場合、以下の点に注意して不動産会社を選ぶことが重要です。

査定額の高さだけでなく、営業力や契約形態も考慮する

査定額が高くても、売却活動の契約形態や条件が合わなければ成功につながりません。不動産仲介の契約形態には一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の3つがあります。また、営業力が高い会社は、マーケティングやネットワークを活用し、より広い範囲で売却活動を行うことができます。

不動産会社の得意分野に合わせて選ぶ

不動産会社によって強みが異なります。売りたい物件の種類と不動産会社の経験や実績が一致しているかどうかを確認しましょう。地元密着型で戸建て住宅に強い会社や、投資物件の経験が豊富な会社など、得意分野が異なります。過去の売却実績や類似物件への取り組みを調査し、売りたい物件と条件が一致しているかどうかを重視しましょう。

明確な理由を提示している不動産会社を選ぶ

査定額が高いからといって必ずしも成功するわけではありません。選定基準を査定額の高さだけでなく、明確な理由を提示しているかどうかに置きましょう。不動産会社がどのような売却活動を行うのか、どのような手法やツールを使用するのか、具体的に説明してくれるかどうかがポイントです。

不動産一括査定を賢く活用する方法

不動産一括査定を賢く活用する方法

不動産一括査定を利用する際には、以下の点に留意することでデメリットを回避し、賢く活用することができます。

信頼できる一括査定サイトを選ぶ

一括査定サイトを選ぶ際には、対応エリアや査定可能物件の種類などを確認することで、信頼できるサイトを選びましょう。また、一括査定サイトの利用規約やプライバシーポリシーなども確認することが大切です。

不動産会社の得意分野に合わせて選ぶ

不動産会社によって得意分野が異なるため、売りたい物件の種類と不動産会社の経験や実績が一致しているかどうかを確認することが重要です。

訪問査定を依頼する

一括査定で得られる査定額は、机上査定に基づいているため、正確な査定結果を知るには訪問査定が必要です。ただし、訪問査定には時間と手間がかかるため、査定額に納得できるまで一括査定のみで済ますのではなく、必要に応じて訪問査定を依頼することをおすすめします。また、複数の不動産会社に査定を依頼することで、査定価格の比較ができ、より正確な査定結果を得ることができます。

まとめ

不動産売却において、適正価格を把握するための査定は欠かせません。その際、不動産一括査定サービスを利用することで、複数の不動産会社から査定額を簡単に受け取ることができます。

そのメリットとしては、査定依頼の手間を削減できることや、売却を得意とする不動産会社に査定依頼ができることが挙げられます。しかし、デメリットとしては、適正価格の判断が難しくなることや、営業電話に対応しきれない可能性があること、提携している不動産会社に限定されることがあげられます。

不動産一括査定を利用する際には、メリットとデメリットを十分に理解し、慎重に判断することが大切です。当社では、自社で査定を行うサービスをご提供しており、岡山県屈指の不動産売買情報力を駆使した、適正価格での売却に自信があります。不動産売却に関するご相談や査定依頼は後楽不動産にお任せください。

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