不動産売却で内覧がないのはなぜ?問い合わせが来ない原因と見直すべき7つのポイント

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不動産を売り出したものの、「問い合わせはあるのに内覧につながらない」「そもそも問い合わせすら来ない」と不安になっていませんか。売却活動を始めてしばらく反響がないと、「価格が高いのかな」「値下げしたほうがいいのかな」と考えてしまう方も多いでしょう。

しかし、不動産売却で内覧がない原因は、価格だけとは限りません。物件写真や掲載情報、内覧できる日時、不動産会社の販売方法など、さまざまな原因が考えられます。大切なのは、すぐに値下げするのではなく、売却活動のどこで止まっているのかを確認することです。

この記事では、不動産売却で内覧がない7つの原因をはじめ、値下げする前に確認したいポイントや内覧を増やすための対策、不動産会社を変更するかどうかの判断基準まで解説します。

「このまま売却活動を続けて大丈夫なのか」と悩んでいる方は、まず現在の売却活動を整理するところから始めてみましょう。

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目次

不動産売却で内覧がないのは珍しいこと?

不動産売却で内覧がないのは珍しいこと?

不動産を売り出したものの、なかなか内覧が入らないと「この物件は売れないのでは?」「価格を下げたほうがいいのでは?」と不安になる方も多いでしょう。

しかし、不動産売却では、売り出してすぐに内覧が入る物件もあれば、しばらく反響がない物件もあります。エリアや物件種別、価格帯、売り出す時期などによって反響は異なるため、内覧がないという事実だけで「売れない物件」と判断する必要はありません。

大切なのは、内覧件数だけを見るのではなく、売却活動のどの段階で止まっているのかを確認することです。

内覧がない=すぐに値下げが必要とは限らない

内覧が入らないと、「価格が高いのでは?」と考え、値下げを検討する方もいるでしょう。確かに、周辺相場と比べて売出価格が高ければ、購入希望者の候補から外れてしまう可能性があります。

ただし、内覧がない原因は価格だけではありません。物件写真の印象がよくない、掲載されている情報が少ない、そもそも物件情報を十分に見てもらえていないなど、価格以外の部分に原因があるケースもあります。

その状態で価格だけを下げても、本来の原因が解消されないまま売却を続けることになります。特に不動産は、100万円、200万円という価格変更が売主様の手取り額にそのまま影響することもあります。だからこそ、「内覧がないから値下げする」のではなく、「なぜ内覧がないのか」を確認してから値下げを判断することが重要です。

「問い合わせがない」「問い合わせはあるが内覧されない」を分けて考える

同じ「内覧がない」という状況でも、「問い合わせそのものがない」のか、「問い合わせはあるのに内覧につながっていない」のかでは、考えられる原因が異なります。

たとえば、物件情報がある程度見られているのに問い合わせがない場合は、売出価格や写真、物件条件などを見た段階で候補から外されている可能性があります。一方、「この物件を見たい」「詳しく知りたい」と問い合わせが入っているにもかかわらず内覧されていない場合は、内覧可能な日時が限られていたり、問い合わせ後に別の物件へ流れていたりすることも考えられます。

ここを一緒にして「内覧がないから価格を下げましょう」と考えてしまうと、原因と対策がズレてしまいます。

問い合わせがゼロなのか。問い合わせはあるのか。問い合わせがあるなら、なぜ内覧まで進まなかったのか。 このように一段ずつ分けて考えることが、不動産売却では大切です。

まず売却活動のどこで止まっているのかを確認する

不動産売却は、いきなり買主が現れて契約になるわけではありません。大きく分けると、次のような流れで進みます。

問い合わせ → 内覧 → 購入申込み → 売買契約

内覧がないときは、この流れのどこで止まっているのかを確認してみてください。

売却状況考えられること確認したいポイント
問い合わせがない物件が候補に入っていない価格・写真・掲載内容・露出
問い合わせはあるが内覧がない興味は持たれているが次に進んでいない内覧日時・条件・問い合わせ後の対応
内覧はあるが申込みがない現地確認後に候補から外れている室内の印象・建物状態・価格とのバランス
申込みはあるが契約にならない条件交渉などで止まっている価格・引渡し条件・契約条件

たとえば、問い合わせ自体がほとんどないのであれば、「内覧を増やす方法」を考える前に、まず購入希望者の候補に入るための対策が必要です。反対に、問い合わせも内覧もあるのに購入申込みが入らないのであれば、広告を増やすより、実際に物件を見た方がなぜ購入を見送ったのかを確認したほうが改善につながります。

つまり、「内覧がない」「売れない」という結果だけを見ても、本当の原因は分かりません。

不動産売却がうまく進んでいないときほど、「問い合わせは何件あったのか」「内覧まで何件進んだのか」「内覧した方は何を理由に見送ったのか」と一つずつ分解してみることが重要です。

内覧がないから、すぐ値下げする。売れないから、また値下げする。そうではなく、売却活動のどこで止まっているのかを整理して、止まっている場所に対して対策する。 これが、内覧が入らないときにまず考えていただきたいポイントです。

不動産売却で内覧がない7つの原因

不動産を売り出しているのに内覧が入らない場合、必ず何か一つの原因があるとは限りません。価格や物件そのものだけでなく、写真や広告の見せ方、内覧できる日時、不動産会社の販売活動など、さまざまな要因が関係します。

大切なのは、「人気がないから売れない」と決めつけるのではなく、考えられる原因を一つずつ確認することです。ここでは、不動産売却で内覧が入らない代表的な7つの原因を紹介します。

①売出価格が相場より高い

まず確認したいのが売出価格です。購入希望者の多くは、一つの物件だけを見ているわけではありません。同じエリア、似た広さ、似た築年数の物件を比較しながら購入候補を絞っています。

たとえば、周辺に2,500万円前後の似たような物件が並んでいるなかで、3,000万円で売り出していれば、室内を見てもらう前の段階で候補から外される可能性があります。

特に注意したいのが、査定価格と実際に売れる価格は同じではないということです。高い査定価格を提示されたからといって、その価格で買主が現れるとは限りません。

ただし、「内覧がない=価格を下げる」とすぐ判断するのもおすすめできません。周辺の成約事例や現在販売中の競合物件、問い合わせ状況などを確認したうえで、本当に価格が原因なのかを判断しましょう。

②物件写真の印象がよくない

現在の不動産探しでは、購入希望者がインターネット上で物件を比較してから問い合わせるケースが多いため、写真の印象は非常に重要です。

同じ物件でも、室内が暗く見える写真、生活用品が多く写り込んだ写真、部屋の広さが伝わりにくい写真では、本来の魅力を十分に伝えられません。

購入希望者からすれば、最初に見ているのは実際の物件ではなく、スマートフォンやパソコンに表示された物件ページです。そこで「見てみたい」と思ってもらえなければ、内覧にはつながりません。

写真の明るさや撮影する角度、掲載する順番などを見直すだけでも、物件の印象が変わることがあります。

③物件情報の内容が不足している

写真だけでなく、掲載している物件情報そのものが不足しているケースもあります。

間取りや築年数、駅までの距離といった基本情報だけでは、実際にそこで生活するイメージを持ちにくいことがあります。リフォーム履歴や設備、収納、日当たり、周辺環境、駐車場の状況など、購入判断に役立つ情報が十分に掲載されているか確認しましょう。

一方で、良いところだけを書けばいいわけでもありません。購入希望者が知りたい情報を分かりやすく掲載し、「実際に見て確かめてみたい」と思ってもらえる物件ページになっているかが重要です。

④購入希望者の条件と物件が合っていない

価格や広告に大きな問題がなくても、購入希望者が求めている条件と物件が合っていなければ、内覧にはつながりにくくなります。

たとえば、「車を2台停めたい」「小学校まで徒歩圏内がいい」「平屋を探している」「できるだけリフォームせずに住みたい」など、購入希望者によって重視する条件はさまざまです。

物件そのものでは変更できない条件も多いため、この場合は無理に欠点を隠すのではなく、その物件を必要としている人にきちんと情報を届けることが重要になります。

誰にでも売ろうとするのではなく、「この物件はどんな人に合うのか」という視点で広告内容や販売方法を見直すことも一つの方法です。

⑤内覧できる日時が限られている

問い合わせは入っているのに内覧につながらない場合は、内覧できる日時も確認してみましょう。

特に売主様が居住中の物件では、「土曜日の午前中だけ」「○日前までに予約が必要」など、内覧可能な日時が限定されてしまうことがあります。

購入希望者は複数の物件を同時に検討していることも多いため、日程が合わなければ、そのまま別の物件を見に行ってしまう可能性があります。

もちろん、売却のために生活を大きく変える必要はありません。ただ、なかなか内覧につながらない場合には、不動産会社と相談しながら可能な範囲で内覧できる日時を広げてみるのも有効です。

⑥不動産会社の販売活動が十分ではない

物件や価格だけではなく、不動産会社側の販売活動に原因がある可能性も確認しておきましょう。

「ポータルサイトとレインズに登録したので、あとは問い合わせを待ちます」という状態になっていないかを見ることが大切です。

どの媒体へ掲載しているのか、写真や紹介文を工夫しているのか、購入希望者への紹介を行っているのか、他の不動産会社から問い合わせが来ているのかなど、契約後に具体的に何をしているのかを確認してみてください。

特に専任媒介契約や専属専任媒介契約では、売却を依頼する会社が1社に限定されます。その会社の販売活動が十分でなければ、売却の機会を逃してしまう可能性があります。

不動産会社から「反響がありません」と報告されたときには、「では、次に何を変えますか?」まで聞いてみることをおすすめします。反響がないという報告だけではなく、その結果をもとに次の販売戦略を提案してくれるかどうかも重要です。

⑦そもそも需要が少ない時期・物件である

最後は、広告や価格を工夫しても、そもそも購入希望者が少ないケースです。

不動産の需要は一年中まったく同じではありません。また、エリアや物件種別によって購入希望者の数も異なります。

たとえば、同じ岡山県内の不動産でも、駅からの距離、周辺施設、土地の広さ、築年数などによって購入を検討する人の数は変わります。条件によっては、そもそも購入候補者の母数が少なく、内覧が入るまで時間がかかることもあります。

この場合に重要なのは、「売れない物件」と決めつけるのではなく、「誰ならこの物件を買う可能性があるのか」を考えることです。

需要が限られる物件ほど、ただ掲載して待つだけではなく、価格設定や広告の見せ方、ターゲットとなる購入者を考えながら販売戦略を組み立てる必要があります。

内覧がない原因は、必ずしも一つとは限りません。価格を見直す前に、価格・写真・掲載情報・購入希望者との条件・内覧日時・不動産会社の販売活動・需要の7つを順番に確認してみましょう。

内覧がないときに「値下げ」する前に確認したいこと

内覧がないときに「値下げ」する前に確認したいこと

不動産を売り出しても内覧が入らないと、「価格を下げたほうがいいのでは?」と考える方は多いでしょう。実際、売出価格が相場より高ければ、値下げが有効なケースもあります。

ただ、後楽不動産では、内覧がないという結果だけを見て値下げを考えるのではなく、まず売却活動の数字や状況を確認することが大切だと考えています。

なぜなら、物件ページ自体が十分に見られていない状態で価格を下げても、そもそもの原因が「価格」ではない可能性があるからです。反対に、多くの人に見られているのに問い合わせがほとんど入らないのであれば、価格を含めた条件面を見直す必要があるかもしれません。

大切なのは、「内覧がない→値下げ」ではなく、「数字を確認する→原因を考える→必要な対策をする」という順番です。

ポータルサイトで競合物件を確認する

まず確認したいのが、自分の物件と同じエリアで現在売り出されている競合物件です。

購入希望者は、自分の物件だけを見て購入を判断しているわけではありません。同じエリアや価格帯、似た間取り・広さ・築年数の物件と比較しながら、「どの物件を見に行こうか」と候補を絞っています。

そのため、自分の物件だけを見て「この価格なら妥当だろう」と判断するのではなく、購入希望者と同じ目線で検索してみることが重要です。

たとえば、自分の物件が2,800万円で売り出されているのに、近隣で条件の似た物件が2,500万円前後で複数販売されていれば、価格差が内覧につながらない原因になっている可能性があります。一方で、価格に大きな差がないのであれば、写真や物件情報、設備、建物の状態など、別の部分を比較する必要があります。

ただし、ポータルサイトに掲載されているのは基本的に「売出価格」であり、「実際に成約した価格」とは異なります。競合物件だけで値下げを判断せず、成約事例なども含めて不動産会社に確認しましょう。

レインズへの登録状況を確認する

専任媒介契約や専属専任媒介契約で売却を依頼している場合は、レインズへの登録状況も確認しておきたいポイントです。

レインズは、不動産会社間で物件情報を共有するためのネットワークです。登録されることで、売却を依頼した会社だけでなく、購入希望者を抱えているほかの不動産会社からも物件を見つけてもらえる可能性が広がります。

専任媒介契約・専属専任媒介契約ではレインズへの登録義務がありますので、まず登録されているかを確認しましょう。また、登録されているからそれで十分というわけではなく、他社から問い合わせが入っているのか、その問い合わせに対してどのような対応が行われているのかも重要です。

売主様は登録証明書などから登録内容や取引状況を確認できます。「不動産会社に任せているから大丈夫」と完全に任せきりにせず、自分の物件がどのような状態で販売されているのかを把握しておきましょう。

不動産会社に問い合わせ件数を聞く

内覧がないときに、ぜひ確認していただきたいのが「問い合わせ件数」です。

担当者から「今週も内覧はありませんでした」と報告を受けたら、そこで終わらず、「問い合わせ自体は何件ありましたか?」と聞いてみてください。

問い合わせが0件なのか、5件あったけれど内覧が0件なのかでは、同じ「内覧0件」でも意味がまったく違います。

問い合わせそのものが少ない場合は、価格や広告の見せ方、物件の露出などに原因がある可能性があります。一方で、問い合わせは複数入っているのに内覧につながっていないのであれば、購入希望者との条件のズレや内覧日時、問い合わせ後の対応などを確認する必要があります。

「内覧が何件あったか」だけではなく、その一つ前の数字を見る。これだけでも、売却活動の問題点はかなり見えやすくなります。

物件ページの閲覧数や反響を確認する

問い合わせ件数とあわせて確認したいのが、ポータルサイトなどに掲載している物件ページの閲覧状況です。不動産会社や掲載媒体によって確認できるデータは異なりますが、閲覧数などの反響データを確認できる場合があります。

ここで考えたいのが、「見られていない」のか「見られているけれど選ばれていない」のかという違いです。

そもそも閲覧数が少なければ、物件の露出方法や検索条件、広告の見せ方などを確認する必要があります。一方、十分な閲覧数があるのに問い合わせが入らないのであれば、購入希望者は物件ページまで来たうえで「問い合わせるほどではない」と判断している可能性があります。

その場合は、売出価格だけでなく、写真、紹介文、間取り、設備、物件の特徴などを競合物件と比較してみる必要があります。

「内覧0件」という最終的な数字だけを見るのではなく、閲覧数→問い合わせ数→内覧数と順番に数字を追っていくことがポイントです。

内覧につながらない理由を担当者に聞く

最後に、不動産会社の担当者へ「なぜ内覧につながっていないと思いますか?」と聞いてみてください。

ここで重要なのは、「まだ買主が見つかっていません」「もう少し様子を見ましょう」という結果だけではなく、その結果を担当者がどう分析しているかです。

たとえば、「閲覧数はあるのに問い合わせ率が低いので、競合と比較すると価格がネックになっている可能性があります」「問い合わせは入っていますが、駐車台数の条件で見送られています」など、数字や購入希望者の反応をもとに説明してもらえれば、次の対策も考えやすくなります。

逆に、内覧がない状態が続いているにもかかわらず、具体的な原因の説明や改善策がなく、毎回「もう少し様子を見ましょう」で終わっているのであれば、販売活動そのものについて確認したほうがよいでしょう。

不動産売却では、値下げは有効な手段の一つですが、値下げそのものが目的ではありません。目的は、適切な条件で購入希望者との成約につなげることです。

だからこそ、内覧がないときは焦って価格を動かす前に、「閲覧数はどうか→問い合わせはあるか→内覧につながっているか→どこで止まっているか」を数字で確認してみてください。原因が見えてから価格を変更するのと、何となく値下げするのとでは、売却の進め方が大きく変わります。

内覧がない原因は「どこで止まっているか」で判断する

内覧がない原因は「どこで止まっているか」で判断する

不動産売却で内覧がないときは、「売れない物件なのかもしれない」と考える前に、売却活動のどこで止まっているのかを確認することが大切です。物件ページを見られていないのか、見られているけれど問い合わせがないのか、問い合わせはあるのに内覧につながらないのか。それぞれで原因も対策も変わります。

売却活動は、物件ページを見てもらい、問い合わせが入り、内覧をしてもらい、購入申込みへ進むという流れで進みます。つまり、「内覧がない」という結果だけを見るのではなく、その一つ前、そのさらに一つ前までさかのぼって確認することがポイントです。

状況考えられる原因見直すポイント
閲覧数が少ない露出不足広告・掲載状況
閲覧あり・問い合わせなし価格・写真など売出価格・物件ページ
問い合わせあり・内覧なし条件が合わない日程・条件・対応
内覧あり・申込みなし現地で印象が下がる室内・価格・物件状態

物件ページを見られていない→露出の問題

まず、物件ページ自体をあまり見られていない場合は、価格以前に露出の問題を疑う必要があります。

たとえば、ポータルサイトで検索したときに上位に表示されにくい、掲載している媒体が少ない、写真やタイトルが目に留まりにくいなど、そもそも購入希望者に物件を見つけてもらえていない可能性があります。

この状態で値下げをしても、見てもらえていなければ効果は限定的です。まずは、どの媒体に掲載されているのか、どのくらい閲覧されているのか、同じエリアの競合物件と比べて見つけてもらいやすい状態になっているかを確認しましょう。

見られているのに問い合わせがない→価格・物件情報の問題

物件ページはある程度見られているのに、問い合わせが入らない場合は、購入希望者がページを見た段階で候補から外している可能性があります。

この場合に確認したいのは、売出価格、写真、間取り、物件紹介文、設備、周辺環境などです。購入希望者は、似た条件の物件を比較しながら「実際に見に行く価値があるか」を判断しています。

特に、周辺の競合物件と比べて価格が高い、写真が暗い、情報が少なく生活のイメージが湧きにくいといった状態では、内覧前に候補から外れてしまうことがあります。

ここで大切なのは、「閲覧数がある=売却活動が順調」と考えないことです。見られているのに問い合わせにつながらないのであれば、物件ページの中身や価格設定を見直す必要があります。

問い合わせはあるのに内覧がない→条件や対応方法の問題

問い合わせ自体はあるのに内覧につながらない場合は、物件への興味は持ってもらえていると考えられます。そのため、価格や広告だけではなく、内覧までの条件や対応方法を確認する必要があります。

たとえば、内覧できる日時が限られている、問い合わせへの返答に時間がかかっている、購入希望者が希望している条件と物件の条件にズレがある、といったことが考えられます。

購入希望者は、一つの物件だけを検討しているとは限りません。問い合わせをしたあとに日程がなかなか決まらなければ、その間に別の物件を内覧し、そちらに気持ちが傾いてしまうこともあります。

この段階では、「問い合わせがあったのに、なぜ内覧にならなかったのか」を担当者に確認することが重要です。問い合わせ件数だけでなく、内覧に至らなかった理由まで把握できれば、改善すべきポイントが見えやすくなります。

内覧はあるのに申込みがない→現地で感じる問題

内覧は入っているのに購入申込みがない場合は、広告や露出よりも、実際に物件を見たときの印象に原因がある可能性があります。

たとえば、写真で見た印象より室内が暗かった、想像より狭く感じた、においや汚れが気になった、建物の劣化が目についた、周辺環境が希望と合わなかったなど、現地を見て初めて分かることは少なくありません。

また、物件自体に大きな問題がなくても、「この状態でこの価格なら、ほかの物件のほうがいい」と判断されている可能性もあります。

この段階では、内覧した方からどのような反応があったのかを不動産会社に確認しましょう。「何となく見送りでした」で終わらせず、「価格なのか」「室内の状態なのか」「立地なのか」まで整理できれば、次の対策につなげやすくなります。

内覧がない、あるいは申込みがないときは、結果だけを見て対策するのではなく、売却活動を一つずつ分解して考えることが重要です。

「見られていないのか」「見られているけれど問い合わせがないのか」「問い合わせはあるけれど内覧がないのか」「内覧はあるけれど申込みがないのか」。どこで止まっているかが分かれば、値下げ、広告改善、内覧対応、室内の見せ方など、取るべき対策も変わってきます。

不動産売却で内覧を増やすためにできること

不動産売却で内覧を増やすためにできること

内覧が少ない場合は、原因を確認したうえで、購入希望者が「実際に見てみたい」と思える状態に近づけていくことが大切です。価格だけを下げるのではなく、物件の見せ方や情報量、内覧のしやすさ、不動産会社の販売方法まで含めて見直してみましょう。

売出価格を周辺の競合物件と比較する

まず確認したいのが売出価格です。購入希望者は、同じエリアや似た条件の物件を比較しながら内覧する物件を選んでいます。

そのため、周辺の競合物件と比べて価格が高い場合は、物件ページを見てもらえても内覧候補から外れてしまう可能性があります。

ただし、単純に「近くの物件より高いから値下げする」と決める必要はありません。土地の広さ、建物の状態、築年数、リフォーム歴、駐車台数など、価格差に理由があるケースもあります。

大切なのは、購入希望者から見たときに「この価格なら見てみたい」と感じてもらえるかどうかです。現在販売中の競合物件だけでなく、過去の成約事例も確認しながら、不動産会社と価格設定を見直しましょう。

写真を撮り直す

物件写真は、内覧につながるかどうかを左右する重要な要素です。

購入希望者の多くは、まずポータルサイトなどで写真を見て、その物件を詳しく見るか、問い合わせるかを判断します。そのため、写真が暗い、部屋の広さが分かりにくい、生活用品が多く写っているといった状態では、本来の魅力を十分に伝えられません。

特に最初に表示される写真は重要です。外観、リビング、キッチンなど、物件の特徴が伝わりやすい写真を使い、できるだけ明るく広く見えるように撮影しましょう。

売却開始からしばらく反響がない場合は、一度掲載写真を見直してみるのも有効です。

物件情報の内容を充実させる

写真とあわせて確認したいのが、物件ページに掲載されている情報です。

価格、間取り、築年数、駅までの距離といった基本情報だけでは、購入希望者が実際の生活をイメージしにくいことがあります。

たとえば、リフォーム履歴、収納スペース、日当たり、駐車可能台数、周辺施設、学校までの距離、設備の状態など、購入を検討する際に知りたい情報をできるだけ分かりやすく掲載しましょう。

ただし、情報を多く載せればいいわけではありません。物件の特徴を整理し、「どんな人に向いている物件なのか」が伝わる内容にすることが重要です。

内覧できる日時を増やす

問い合わせはあるのに内覧につながらない場合は、内覧できる日時が限られていないか確認してみましょう。

購入希望者は仕事の休みや家族の予定に合わせて物件を見に行くため、内覧できる時間帯が少ないと、それだけ機会を逃してしまいます。

特に居住中の物件では、売主様の生活もあるため、いつでも内覧できる状態にするのは難しいでしょう。それでも、土日だけでなく平日の夕方も対応する、候補日時を複数用意するなど、可能な範囲で柔軟に対応すると内覧につながりやすくなります。

内覧の日程調整で断られるケースが続いている場合は、不動産会社と相談しながら対応できる時間を見直してみてください。

室内を片付けて第一印象を改善する

内覧が入っても購入申込みにつながらない場合は、室内の第一印象も確認しておきたいポイントです。

購入希望者は、玄関に入った瞬間から物件を見ています。荷物が多く部屋が狭く見える、においが気になる、水回りが汚れているといった状態では、物件そのものの評価まで下がってしまうことがあります。

大がかりなリフォームをしなくても、不要な物を片付ける、玄関や水回りを掃除する、カーテンを開けて室内を明るくするだけでも印象は変わります。

特に居住中の物件では、「生活感を完全になくす」必要はありません。ただ、購入希望者が自分たちの生活をイメージできる程度に整理しておくことが大切です。

不動産会社と販売戦略を見直す

内覧が増えないときは、売主様側だけで対策を考えるのではなく、不動産会社と販売戦略そのものを見直しましょう。

確認したいのは、「現在どのような方法で売っているのか」と「反響を見て次に何を変えるのか」です。

たとえば、掲載する写真を変更する、紹介文を書き直す、価格を見直す、広告媒体を増やす、購入希望者への紹介方法を変えるなど、できる対策はいくつもあります。

重要なのは、売り出したときと同じ方法をそのまま続けることではありません。反響が少ないのであれば、その数字を見ながら販売方法を修正していく必要があります。

不動産会社から「もう少し様子を見ましょう」と言われた場合も、「何を見て、いつまで様子を見るのか」「反響が変わらなければ次に何をするのか」まで確認してみてください。

内覧を増やすためには、価格、写真、物件情報、内覧のしやすさ、室内の印象、販売戦略をそれぞれ見直すことが大切です。どれか一つだけを変えるのではなく、現在どこに問題があるのかを確認したうえで、必要な部分から改善していきましょう。

内覧がないとき、不動産会社を変更したほうがいい?

内覧がないとき、不動産会社を変更したほうがいい?

不動産を売り出しているのに内覧が入らない状態が続くと、「不動産会社を変えたほうが売れるのでは?」と考える方もいるでしょう。実際、不動産会社を変更したことで販売方法が変わり、反響につながるケースはあります。

ただし、内覧がないという理由だけで、すぐに不動産会社を変更する必要はありません。まず確認したいのは、「なぜ内覧がないのか」と「その状況に対して不動産会社が何をしているのか」です。

内覧がないだけで不動産会社を変更する必要はない

内覧件数は、不動産会社の販売力だけで決まるものではありません。売出価格や物件の状態、立地、時期、周辺の競合物件など、さまざまな条件によって変わります。

そのため、「1ヶ月内覧がなかったから、この不動産会社はダメ」と単純に判断するのはおすすめできません。

確認したいのは、内覧件数だけではなく、物件ページの閲覧数や問い合わせ件数、他社からの問い合わせ、購入希望者からの反応などです。数字を確認した結果、十分に物件を見てもらえているものの価格で候補から外れているのであれば、不動産会社を変更するより価格設定を見直したほうがよい可能性があります。

反対に、そもそも十分な販売活動が行われていないのであれば、不動産会社の変更を検討する理由になります。大切なのは、「内覧がない」という結果だけではなく、その原因を見ることです。

販売活動について具体的な説明がない場合は注意

不動産会社から定期的に報告を受けていても、その内容が「今週も問い合わせはありませんでした」「もう少し様子を見ましょう」だけになっている場合は注意が必要です。

本来確認したいのは、結果だけではありません。どのくらい物件ページを見られているのか、問い合わせは何件あったのか、競合物件と比較してどうなのか、購入希望者からどのような反応があるのか、そして次に何を改善するのかまで確認することが重要です。

たとえば、「閲覧数は多いのに問い合わせが少ないので、写真と価格を見直しましょう」といった具体的な説明があれば、売主様も販売状況を把握できます。

一方で、内覧がない状態が続いているにもかかわらず、その原因や今後の対策について具体的な説明がない場合は、「現在どのような販売活動をしていますか?」「次は何を改善しますか?」と担当者に聞いてみましょう。

「レインズに登録して待つだけ」になっていないか確認する

専任媒介契約や専属専任媒介契約では、不動産会社にレインズへの登録義務があります。しかし、レインズに登録したこと自体が積極的な販売活動とは限りません。

確認したいのは、レインズへの登録に加えて、ポータルサイトへの掲載、自社サイトでの紹介、購入希望者への案内、他社からの問い合わせへの対応、写真や紹介文の改善など、具体的にどのような活動をしているかです。

特に内覧がない状態が続いているのであれば、「掲載して待つ」だけではなく、反響を分析して販売方法を変えていく必要があります。

「レインズには登録しています」「ポータルサイトにも掲載しています」で説明が終わるのではなく、そこからどの程度反響があり、その結果を受けて次に何をするのかまで確認してみてください。

媒介契約を変更・更新しないという選択肢もある

不動産会社の販売活動や担当者の対応に納得できない場合は、媒介契約の内容を見直すことも選択肢の一つです。

専任媒介契約や専属専任媒介契約には契約期間があり、契約期間の終了時に同じ会社との契約を更新するかどうかを検討できます。更新せずに別の不動産会社へ依頼したり、媒介契約の種類を変更したりする方法もあります。

一方、契約期間の途中で解除する場合は、契約内容や解除理由によって取り扱いが異なる可能性があります。現在の媒介契約書を確認したうえで判断しましょう。

また、「1社に任せるのが不安だから一般媒介にする」「複数社とのやり取りが大変だから専任媒介にする」といったように、売却状況に合わせて媒介契約そのものを見直すこともできます。

専属専任媒介契約の特徴やメリット・デメリットについては、関連記事「専属専任媒介契約とは?メリット・デメリットや専任媒介との違い」で詳しく解説しています。

不動産会社を変更するかどうかで迷ったときは、「内覧がないから」という理由だけで判断するのではなく、販売活動の内容、反響の数字、担当者からの説明、今後の改善策まで確認してみてください。それでも納得できる販売活動や提案がないのであれば、不動産会社や媒介契約を見直すタイミングの一つと考えられます。H2:売却開始から内覧がない場合によくある質問

不動産売却で内覧がない場合のよくある質問

不動産売却で内覧がない場合のよくある質問

不動産を売り出しても内覧が入らないと、「いつまで様子を見ればいい?」「値下げしたほうがいい?」など、さまざまな疑問が出てくるでしょう。ここでは、不動産売却で内覧がない場合によくある質問に回答します。

1ヶ月内覧がないのは問題ですか?

1ヶ月内覧がないからといって、必ずしも売却に問題があるとは限りません。物件の種類やエリア、価格帯、売り出した時期などによって反響の出方は異なるためです。

ただし、1ヶ月間まったく内覧がないのであれば、一度販売状況を確認することをおすすめします。特に確認したいのは、物件ページの閲覧数、問い合わせ件数、競合物件の状況です。

「1ヶ月」という期間だけで判断するのではなく、その間にどの程度の人へ物件情報が届き、どこで購入候補から外れているのかを確認しましょう。

内覧がない場合はどのくらい値下げすべきですか?

「内覧がない場合は100万円下げる」など、一律に決められる金額はありません。物件価格や周辺相場、競合物件、これまでの反響によって判断する必要があります。

たとえば、2,980万円から2,880万円へ変更する場合と、5,000万円から100万円下げる場合では、購入希望者から見た価格変更の意味も異なります。また、ポータルサイトでは購入希望者が価格の上限を設定して検索することもあるため、検索される価格帯を意識して価格を見直す考え方もあります。

重要なのは、内覧がないから何となく値下げするのではなく、「価格が原因で問い合わせにつながっていない」と判断できる材料があるかどうかです。まず反響や競合物件を確認し、そのうえで不動産会社と価格を検討しましょう。

内覧件数は何件くらいあれば普通ですか?

「1ヶ月に○件あれば普通」と一律に判断することは難しいです。エリアや物件種別、価格帯などによって、購入を検討する人の数そのものが異なるためです。

そのため、内覧件数だけで売却活動が順調かどうかを判断するより、「問い合わせのうち何件が内覧につながったのか」「内覧した人がなぜ購入を見送ったのか」まで確認するほうが重要です。

内覧が多ければ必ず売れるわけでもありません。10件内覧があっても申込みがなければ、価格や現地での印象などに問題がある可能性があります。件数そのものより、問い合わせ→内覧→購入申込みの流れを見て判断しましょう。

専任媒介なのに内覧がない場合はどうすればいいですか?

専任媒介契約を結んでいても、必ず内覧が入るわけではありません。まずは、不動産会社から受ける業務報告を確認し、どのような販売活動が行われているのかを把握しましょう。

確認したいのは、レインズへの登録だけでなく、ポータルサイトへの掲載状況、閲覧数、問い合わせ件数、他社からの反響、今後の販売戦略などです。

「内覧がありませんでした」という報告だけで終わっている場合は、「なぜ内覧がないと考えていますか?」「次にどのような対策をしますか?」と担当者に聞いてみてください。専任媒介だから安心と考えて任せきりにせず、販売状況を一緒に確認することが大切です。

不動産会社を変更すると売れることはありますか?

不動産会社を変更したことで、売却につながる可能性はあります。会社が変われば、広告の見せ方や写真、購入希望者へのアプローチ、販売戦略などが変わるためです。

ただし、不動産会社を変更すれば必ず売れるわけではありません。売れない原因が売出価格や物件そのものの条件にある場合は、会社を変更しても同じ状況が続く可能性があります。

そのため、変更する前に「現在の会社の販売活動に問題があるのか」「価格や物件条件に原因があるのか」を整理することが重要です。販売状況について具体的な説明がない、反響がないのに改善提案もないといった場合には、契約更新のタイミングなどでほかの不動産会社へ相談することも選択肢になるでしょう。

まとめ|内覧がないときは原因を見極めて対策しよう

不動産を売り出しても内覧がないと、「価格を下げたほうがいいのでは」「このまま売れないのでは」と不安になるかもしれません。しかし、内覧がないからといって、すぐに値下げする必要があるとは限りません。

大切なのは、「物件を見られていないのか」「見られているのに問い合わせがないのか」「問い合わせはあるのに内覧につながらないのか」と、売却活動のどこで止まっているのかを確認することです。

価格、写真、物件情報、内覧日時、不動産会社の販売活動など、止まっている場所によって見直すべきポイントは変わります。まずは閲覧数や問い合わせ件数などの数字を確認し、原因を整理したうえで必要な対策を行いましょう。

後楽不動産では、岡山県の不動産売却についてご相談を承っています。「売り出しているのに内覧が入らない」「値下げするべきか迷っている」「今の不動産会社の販売方法でいいのか不安」という方も、お気軽にご相談ください。

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