【正直いらない!?】田舎の家を相続した時の注意点と売却のメリット

「田舎の家を相続したけれど、どう扱えばいいかわからない…」とお悩みではありませんか?
親族から受け継いだ家が、喜ばしい財産となるか、負担となるかは、その後の選択次第です。
結論として、相続した田舎の家への対応方法は、大きく「売却」「維持」「相続放棄」の3つに分かれます。ただし、それぞれには注意すべきポイントや手続きがあり、慎重な判断が求められます。
この記事では、相続した田舎の家をどのように扱うべきか、特に相続放棄の際の注意点や売却を検討する理由について詳しく解説します。この記事を読むことで、不要な負担を避け、相続財産を賢く処理するための具体的な知識を得られるでしょう。
不必要な家に悩む日々から解放され、最適な解決策を見つけるために、ぜひ最後までお読みください。
この記事を監修した人

岩冨 良二
後楽不動産 売買事業部 係長
不動産業界歴26年のベテランで、宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士の資格を持つエキスパート。豊富な知識と実績でお客様から厚い信頼を得ており、売買事業部のエースとして活躍中。複雑な取引もスムーズにサポートし、最適な提案を行う頼れるプロフェッショナルでありながら、社内のムードメーカーとしても周囲を明るくする存在。
いらない家を相続放棄する時の注意点

ここでは、不要な家を相続放棄する際に気をつけるべきポイントを詳しく解説します。相続放棄は簡単に決定できることではなく、いくつかの重要な注意点があります。
家だけ相続放棄はできない
まず、最も重要な注意点として、「家だけ相続放棄はできない」ということがあります。相続放棄をする場合、家だけではなく現金や他の不動産、有価証券などの財産も全て放棄する必要があります。
これは、部分的な相続放棄が法律で認められていないためです。相続放棄を決断する際には、すべての財産を含めて考える必要があります。
相続権が下位の相続人に移行する
次に、「相続権が下位の相続人に移行する」という点も重要です。相続放棄をした場合、その相続権は次の順位の相続人に移ります。例えば、配偶者がいる場合、配偶者は常に相続人となります。配偶者を除いた場合、相続の順位は子供、両親、兄弟姉妹の順になります。これらの相続人が相続放棄をしない限り、財産は次の相続人に受け継がれることになります。
誰も相続したくない場合、全ての法定相続人が相続放棄をする必要があります。このため、下位の相続人に事情を伝え、話し合いをすることが重要です。親族間で問題が生じないように、事前に十分なコミュニケーションを取ることが求められます。
相続放棄後の管理責任
最後に、「相続放棄後も管理の責任が残る」という点です。相続放棄をしても、一定期間は相続財産の管理が必要です。特に全ての相続人が相続放棄をした場合、家庭裁判所に相続財産管理人を選任してもらう必要があります。
不動産のみ相続放棄する場合でも、選任の申請には数十万円の予納金が必要となります。この管理期間中は、不動産の維持や管理についての責任が残りますので、相続放棄後も一時的な管理義務が発生することを理解しておく必要があります。
田舎の家を売却する理由とそのメリット

相続した田舎の家について、売却を検討することが賢明な理由をいくつかご紹介します。以下のポイントを踏まえ、適切な判断を下すための参考にしてください。
管理や維持費の負担を回避
田舎の家を所有することは、特に遠方にある場合や実際に使用しない場合、管理の必要や維持費がかかります。これらには定期的なメンテナンス、修繕、庭の手入れ、そして固定資産税などが含まれます。
これらの費用や手間を避けるためには、売却を検討することが合理的です。売却することで、不要なコストや時間の浪費を防ぐことができます。
地域の需要や市場価値の低下
田舎の地域では、賃貸需要や不動産市場の価値が低い場合があります。特に過疎化が進む地域では、今後さらに市場価値が下がる可能性が高いです。市場価値が低下する前に売却を行うことで、資産価値を最大限に引き出すことができます。
売却のタイミングを逃すと、将来的に売却が難しくなることも考えられるため、早めの対応が重要です。
売却資金の有効活用
売却によって得られる資金は、他の投資や生活費の補填に役立てることができます。例えば、新たな住居の購入、教育資金、老後の備え、または他の収益性の高い投資に充てることが可能です。
無駄な資産を持ち続けるよりも、売却して得た資金を有効に活用することで、経済的なメリットを享受することができます。
田舎の家を相続した時の注意点:まとめ
それぞれの選択肢にはメリットと注意点があります。家を相続しても実際に利用する予定がないのであれば、売却することで管理や維持費の負担を回避できますし、地域の需要や市場価値の低下による将来的なトラブルも防ぐことができます。
ただし、相続放棄を選ぶ場合には家だけでなく他の財産も放棄しなければならないことや、相続権が下位の相続人に移行すること、そして相続放棄後も一定期間は管理の責任が残ることなどを忘れてはいけません。
最終的な選択は個々の状況や希望によって異なりますが、田舎の家を相続した際には慎重な判断が求められます。適切な選択をすることで、負担を軽減し将来にわたるメリットを得ることができるのです。
